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果実酒づくりのポイント
お酒を美味しく手作りする為に大切な「容器」「果実」「酒類」「糖分」「保存」5つのポイントをご紹介します。
ポイント1 容器の選び方
大きさ
お酒の量の2倍位の大きさの保存容器(広口瓶・密封瓶など)がおすすめです。(ホワイトリカーを1.8L使用する場合、容器は4L程度)
材質
ガラス製が最適です。よく洗浄して、十分乾かした清潔な瓶をご使用ください。
ポイント2 果実の選び方
果実の場合
- 1新鮮である
- 2キズがない
- 3粒がそろっている
などに注意しましょう。
漢方・生薬の場合
最寄りの漢方薬局で相談して買い求めましょう。
※材料を洗う時には、洗剤、塩水はさけ必ず水で洗うようにしましょう。水分はよく拭き取り、陰干しするなどして、水気を取って漬け込みます。
ポイント3 酒類の選び方
果実のエキス分を十分引き出し、雑菌の繁殖を防いで長期に保存するためにも、使用する酒類は、アルコール分が高い35%のホワイトリカー(焼酎甲類)をお勧めします。
ホワイトリカー(焼酎甲類)は無色で無味無臭のピュアな焼酎です。そのため、漬けた材料の風味が活きたお酒ができあがります。
この他、ホワイトリカー(焼酎甲類)の代わりに35%琉球泡盛瑞穂(みずほ)熟成三年古酒を使用すると、コクと風味がプラスされた梅酒が楽しめます。
35%ブランデーベースリキュールを使用すると、いつもとちがうコクのある梅酒が楽しめます。
37%ウイスキー香薫(こうくん)を使用すると、いつもとちがう深みのある梅酒が楽しめます。
ポイント4 糖分について
純度の高い氷砂糖かグラニュー糖が最適です。
果実の場合
果実などの風味を生かすため、糖分を控えめにするのが上手に漬けるコツです。
漢方・生薬の場合
よほど苦味のでるもの以外は糖分を加えない方がよいでしょう。
飲む時にハチミツや糖分を加えれば口あたりがよくなります。
ポイント5 保存の仕方
保管場所
風通しのよい、温度変化の少ない冷暗所で保存しましょう。
漬け込んだ年月日、果実名、生薬名を書いたラベルを貼っておくと便利です。
引き上げ
標準漬け込み期間がすぎたら、材料を引き上げて清潔なガーゼやペーパータオル等でこし、他の使いやすい瓶に移しかえます。
長期保存(2年以上)する場合
保存性を良くするために漬け込み時に35%ホワイトリカーを少し多めに入れましょう。