
オエノングループってどんな会社?
企業理念
自然の恵みを活かし、バイオ技術をベースに、人々に食の楽しさと健やかなくらしを提供します。
グループの事業は何?
当社グループは、長年培った発酵技術を核とするバイオテクノロジーをベースに、酒類事業、酵素医薬品事業、不動産事業などを展開する9社で構成されています。


グループを支える研究・生産拠点
オエノングループの研究・生産拠点は日本全国に広がっています。

オエノングループの経営戦略と業績
経営計画と戦略
当社グループは、グループ企業理念の下、発酵技術等を核とする「バイオテクノロジー」をベースとした事業を展開しています。その中で、お客様に「安心」「安全」をお届けすることを第一に、普遍の概念である「顧客志向」と「収益志向」を追求しています。 特に、社会生活基盤を支える企業として社会的責任を果たすことは、中長期に渡って健全な成長を続けていくために必須であるという考えから、ESG経営を推進しています。
2024年10月に創立100周年目を迎え、グループの健全かつ持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図るべく、2024年11月に長期ビジョン「NEXT100」および「中期経営計画2028」を策定しました。
長期ビジョン「NEXT100」で掲げた、2034年に「めざす姿」である、“堅実経営を貫き然るべき利益を安定的に創出しつつ、社会が抱える課題の解決に貢献する企業へ”の実現に向けて、3つの重要課題「中核事業の競争力・収益力の強化」「新領域への挑戦」「ESG経営の推進」に取り組み、さまざまな諸施策を展開しています。
業績の推移
売上面では2019年以降、コロナ禍により飲用酒類の販売が鈍化したものの、消毒用途の工業用アルコールの販売が増加、その後の経済活動・社会活動正常化後は、チューハイをはじめとした酒類の販売が伸張しています。
なお、加工用澱粉セグメントについては、当事業を担っていた連結子会社のサニーメイズが2023年第2四半期から持分法適用関連会社となったことにより、2023年第1四半期まで売上高・利益が計上されています。
利益面については、原材料高・円安等に対応した価格改定を推進したことで、2023年には前年の大幅な赤字から回復しました。なお、2024年の減益要因は、前年に販売用不動産の売却益を計上したこと等によるものです。
【酒類事業】
国内の人口減少や少子高齢化、飲酒機会の減少、物価上昇による節約志向の高まり等、市場環境は厳しく、競争が益々激化している中、焼酎では、PB(プライベートブランド)のチューハイや、価格優位性のある「すごむぎ」等の甲乙混和焼酎、本格焼酎「博多の華」が伸張、洋酒ではウイスキー「香薫」や、「酎ハイ専科」等のチューハイの素が伸張しています。
2024年は酒類用・工業用アルコールの数量減等により、売上高は微減となりました。
【酵素医薬品事業】
市場規模の拡大が続くラクターゼ(乳糖分解酵素)の海外における販売が好調に推移しています。国内では乳酸菌等微生物の発酵・培養・精製等、受託生産を行う発酵受託サービスの受託数量が増加しています。
【不動産事業】
2022年に、東京銀座の旧オエノン本社ビル跡地にホテル「ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座コリドー」が開業したことにより、賃料収入による売上が大幅に増加しています。2023年には販売用不動産の売却があり、一時的に売上が増加しました。

※株式会社サニーメイズ株式の一部譲渡により、2023年の加工用澱粉事業は第1四半期連結累計期間までの業績となっています。
サステナビリティ

オエノングループでは、「自然の恵みを活かし、バイオ技術をベースに人々に食の楽しさと健やかなくらしを提供します。」を企業理念に掲げ、CSR活動に積極的に取り組んでおります。CSR活動を通じて、国連が提唱する SDGsの達成に貢献してまいります。また、企業理念及び普遍概念に基づいた事業活動を通じて、社会・環境問題をはじめとするサステナビリティ(持続可能性)を巡る課題の解決に取組むことで、よき企業市民として社会に信頼される企業を目指します。