資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応
PBRは平成29(2017)年以降、概ね1倍を維持して推移しております。しかしながら、ROEは令和5(2023)年度は、当社がCAPMベースで想定している株主資本コストを超えたものの、過去10年間の平均は3.8%に留まっており、ROE低調の要因は低水準の売上高当期純利益率にあると考えられることから、収益性の改善に取り組む必要があります。
また、PERは、令和4(2022)年度以降、低調な状態にあります。平成29(2017)年度をピークに利益が伸び悩み、令和3(2021)年度は前年比で大幅な減益、令和4(2022)年度は赤字に転落、令和5(2023)年度は大幅な増益といった、利益の乱高下が、当社グループの事業に対する資本市場からのリスク認識を高め、また、成長性に対する期待感を減退させ、株価の低調を招き、足元の低水準に繋がった可能性があると考えられることから、資本市場との対話を推進することにより、信頼感の獲得や成長期待感の醸成を図り、株主資本コストを低下させ、株価向上を図る必要があります。
当社は、ステークホルダーの皆様の期待に応えるため、持続的な成長とさらなる企業価値向上に向け、長期ビジョン「NEXT100」及び「中期経営計画2028」等に沿って、「収益性の改善」「資産効率化」「成長に向けたキャッシュアロケーション」「資本市場との対話の推進」を実行し、PBRの改善に取り組んでまいります。
2024年11月7日 資本コストや株価を意識した実現に向けた対応
1.現状分析・評価




2.PBR改善に向けた方針

3.PBR改善に向けた取組み
- 1収益性改善

- 2資産効率化


- 3成長に向けたキャッシュアロケーション

- 4資本市場との対話の推進
