中期経営計画2023
「長期ビジョン100」の実現に向けた「中期経営計画2023」
中期経営計画2020見直しの背景
当社グループは、「中期経営計画2020」で掲げた定量目標「売上高1000億円、経常利益50億円」の達成に向けた取組みを進めてきましたが、策定当初と比べ、現在の経営を取り巻く外部環境は大きく変化しております。
- エネルギーコスト(重油・ガス)の上昇による原価高
- 人件費や燃料費増加による物流費の高騰
- 度重なる自然災害の発生による消費減退
- 改正酒税法による競争激化
- 北海道胆振東部地震による苫小牧工場の操業停止
このような外部環境に適合すべく、次期中期経営計画を前倒しで検討し、2019年から2023年の5か年計画「中期経営計画2023」を策定いたしました。
中期経営計画2023の概要
1. 焼酎事業に集中
・甲類焼酎:ビッグマンを中心に、地域に根付いた商品「ローカルブランド」の確立
・混和焼酎:「すごシリーズ(すごむぎ・すごいも)」「鍛高譚シリーズ」のブランド強化
・乙類焼酎:「博多の華シリーズ」のラインアップ拡充による売上規模の拡大
2. アルコール事業 販売の拡大
・合同酒精(株)清水工場の蒸留設備増強を契機に「アルコール販売シェア第2位」を目指し、販路を拡大する。
3. 生産改革
・お取組先企業からの受託獲得を進めることで、オエノンプロダクトサポート(株)の設備をフル稼働させ、生産性の向上を実現する。
4. 酵素医薬品事業の新展開
・既存ラクターゼの改良および新規ラクターゼの開発を最優先に進める。
・国内外問わず、生産支援ビジネスの拡充を目指す。
5. CRE戦略
・グループ利益を下支えできる事業に育成する。
6. 定量目標
・下記に掲げております定量目標については、原料価格やエネルギー価格の高騰・高止まりに加え、原油高を背景にした資材価格や物流費上昇の長期化が見込まれるなど、経営環境が大きく変化しており、今後の見通しが不透明な状況であることから、2022年2月10日をもって一旦取り下げることといたしました。
「中期経営計画2023」定量目標の取り下げに関するお知らせ(99KB)
売上高 | 900億円 |
---|---|
経常利益 | 30億円 |
売上高経常利益率 | 3.3% |
1株当たりの配当金 | 10円 |
ROE | 9% |
7. セグメント別定量目標
(億円)
2018年 | 2023年 | 伸び率 | |
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酒類事業 | 688 | 784 | 114% |
焼酎 | 401 | 427 | 106% |
RTD(チューハイ) | 73 | 102 | 139% |
清酒・合成清酒 | 73 | 65 | 89% |
アルコール | 60 | 114 | 188% |
洋酒 | 61 | 58 | 95% |
その他 | 18 | 18 | 100% |
酵素医薬品事業 | 40 | 63 | 153% |
加工用澱粉事業 | 38 | 40 | 103% |
不動産事業 | 3 | 13 | 390% |
合計 | 771 | 900 | 117% |
※概要、定量目標値につきましては、中期経営計画公表時点(2019年2月)の内容を掲載しています。
(各種施策の開始・完了年度等、掲載内容と異なる場合があります。)