冬から春にかけて日本酒の「新酒」が誕生します。
生まれたての「新酒」で、今年の出来映えを見てみませんか。
新酒とは・・
日本酒の酒造年度(BY)は、7月1日を初日とし、翌年6月30日までの1年間としています(BYは、BreweryYearの略)。この酒造年度内に造られて出荷された日本酒が「新酒」となります。
一般的に「新酒」は、その年の秋に収穫された新米で仕込んだ「新米新酒」、冬の寒い中で仕込んだ「寒造り新酒」と呼ばれるものが多く、冬から春にかけて出荷されます。
“初しぼり”などと呼ばれることもあります。
新酒の味わいは・・
「新酒」は、まだ熟成が進んでいないため、みずみずしく、フレッシュな味わいです。また、心地よいほろ苦さや、荒々しさなども感じられる、弾けるような若々しさが特長です。
また、「新酒」は、火入れを一切行わない「生酒」や、アルコール分の高い「原酒」などで提供されることが多く、「新酒」ならではの若々しいフレッシュな風味が存分に楽しめるのも魅力です。
杉玉について・・
日本酒を扱っているシンボルや目印とされる「杉玉」。
この「杉玉」とは、杉の葉を束ねて球形にまとめたもので、酒林(さかばやし)とも呼ばれています。昔から、造り酒屋や蔵元の目印とされ、真新しい青々とした「杉玉」が軒先に吊るされると、“「新酒」が出来ました”の合図となります。
今では、良質な酒造りを願う意味で、年間を通して飾られていることも多いです。
この風格のあるたたずまいが、何ともいえません!
新酒におすすめな料理・・
フレッシュな新酒におすすめな料理は、お刺身や天ぷら。春に旬の食材と合わせても楽しいですね。