ワインについてのよくあるご質問
ボジョレ・ヌーヴォーの"ヌーヴォー"とは何ですか?
モヤモヤとした糸のようなものが入っていますが、飲んでも大丈夫ですか?
赤ワインでは、色素やポリフェノール類が徐々に固まり、澱(おり)として析出することがあります。ワインボトルの瓶底がへこんでいるのは、その周囲に澱を沈め、注いだときに舞い上がるのを防ぐためです。澱は原料のぶどう由来で、ワインの成分の一つですので安全です。瓶底に沈めた澱が舞い上がらないように、静かにグラスへ注いでお召し上がりください。
キラキラした結晶や石のようなものが入っていますが、飲んでも大丈夫ですか?
まれにキラキラした結晶や石のような結晶がコルクに付着したり、瓶底に沈んだりすることがあります。これは、「酒石(しゅせき)」と呼ばれるワインの成分の一つで、人体には影響はありません。特に赤ワインでは、色素を取り込んで濃紫色の結晶となります。
- 酒石のサンプル
コルクの天面にカビが生えていますが、飲んでも大丈夫ですか?
栓をする際にコルクにワインが付着し、カビが発生したと思われます。カビをよくふき取ってからお召し上がりください。なお、通常しっかり栓がされたワインボトルの中では、空気に触れないためカビは生育しません。
「合成コルク」や「樹脂コルク」のワインが開きません。どうすればよいですか?
「合成コルク」や「樹脂コルク」は、「天然コルク」に比べると、瓶との密着性が強いため、一般的なT字型のコルク抜きでは、かなりの力が必要です。開けにくい場合は、てこの原理を応用した「ソムリエナイフ」と呼ばれるワインオープナーが、余計な力が要らず便利です。無理に開けようとすると、瓶が割れ、けがをする場合もありますので充分ご注意ください。
抜栓のコツは、ワインオープナーのスクリューの先が、コルク底面から少し突き出るまで回し込むことです。(樹脂コルクは天然コルクよりも密閉性が高いため、引き抜く際に空気の通り道を作ってあげることで、容易に抜けるようになります。)
- ソムリエナイフ
「ワイン」はどのように保管すればよいですか?
ワインは大変デリケートなお酒ですので、適度に湿気のある振動が少ない冷暗所に、瓶を横に寝かせて保管するのがお勧めです。臭いが強い場所も避けてください。高価なワイン向けには、適温で保存が可能な「ワインセラー」が市販されていますので、セラーでの保管をお勧めしています。