焼酎・泡盛についてのよくあるご質問
柿の渋抜きの方法は?渋が抜けるまでの日数はどれくらいですか?
35%の焼酎(ホワイトリカー)でも柿の渋抜きはできますが、アルコール度数の高い酒類の方が、早く渋が抜けます。(35%で約1週間~10日間、47%・44%で5日間~1週間が目安です。)また、寒い場所より、暖かい場所に置いた方が早く渋が抜けます。寒い屋外の物置などではなかなか抜けないこともあり、また暖かすぎると柿が柔らかくなることもあるため、20℃以上の部屋を推奨します。柿の種類やその年の出来具合、温度等により、渋の抜ける日数が変わります。
当社グループには、「しぶぬき専科 47%」(合同酒精)、「渋抜き上手 44%」(秋田県醗酵工業)という、柿の渋抜き専用の商品があります。詳しい使用方法は商品情報ページをご覧ください。
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アルコール度数20%の焼酎で果実酒はつくれますか?
つくることはできますが、果実を漬け込むと、果実のエキスや水分が出て、アルコール度数が下がります。果実のエキス分を十分引き出し、雑菌の繁殖を防いで長期に保存するためにも、使用する酒類は、アルコール度数が高い「35%ホワイトリカー」をお勧めします。
例えば梅酒の場合は、35%ホワイトリカー1.8Lのレシピで漬けて、出来上がりの時期にはアルコール度数が20%程度になります。25%で漬けると、15%程度になります。20%ですと更に度数が下がり、12%程度になると考えられます。なるべく早めにご消費ください。なお、長期保存(2年以上)する場合は、保存性を良くするために漬け込み時「35%ホワイトリカー」を使用し、リカーを少し多めに入れましょう。
【「手作り梅酒の作り方&レシピ」サイトはこちら】
そば焼酎の原材料に「米」や「麦」を使っているのはなぜですか?
ソバの実は表面の皮が固い上、蒸すと粘性が高くなるため、麹菌の菌糸が実の中に入っていきにくく、活力のある麹が造りにくいことから、米や麦による麹が使用されています。
ちなみに、いも焼酎につきましても、伝統的な製法では主に米麹が使用されます。イモは水分の割合が高く、過熱すると崩れやすいため、容易に麹を造ることができないことから米や麦の麹が使用されてきました。
麹には原料のデンプンをブドウ糖に分解する酵素(アミラーゼ)があり、麹のデンプン分解力の強さは、酵母によるアルコール発酵の進行に大きく影響を及ぼします。
従って、良い焼酎を造るには良い麹が必要で、麹造りに向かないソバやイモに代わり、麦や米が主に使用されています。
「焼酎」には、糖質やプリン体は含まれていますか?
焼酎は、蒸留という工程を通して、原材料からアルコールと香りの成分だけを抽出しているため、元々の原材料に含まれている糖質やプリン体は含まれていません。ちなみに、同じ蒸留酒であるウイスキーやブランデーには、わずかにプリン体が含まれています。
「焼酎甲類」と「焼酎乙類」の違いは何ですか?
焼酎甲類とは、「連続式蒸留機」で蒸留して造ったアルコール度数36%未満の焼酎のことです。蒸留を繰り返すことで純度の高いアルコールに精製し、それを飲み頃のアルコール度数になるように水を加えた焼酎です。ホワイトリカー(1)とも呼ばれ、無味無臭のピュアな味わいが特徴です。チューハイなどのカクテルベースとして、また、果実酒用のお酒としても親しまれています。
一方、焼酎乙類は、「単式蒸留機」で蒸留して造ったアルコール度数45%以下の焼酎のことです。米や麦、芋などの原料を発酵させて1~2度蒸留します。そのため、原料由来の風味や味わいが楽しめるのが特徴です。
「本格焼酎」とは何ですか?
単式蒸留機で製造した焼酎乙類100%の焼酎です。麦・米・蕎麦・芋・黒糖などが一般的で、沖縄の泡盛も本格焼酎の一つです。使用できる原料については酒税法で定められており、歴史と伝統の製法を受け継いだ本格派の焼酎ということで「本格焼酎」という表示がラベルなどに記載できます。
「焼酎」はどのように保管すればよいですか?
日光や蛍光灯などの光に当たらず、温度変化の少ない冷暗所に保管してください。また、臭いの強い場所も避けてください。
「焼酎」の賞味期限はいつですか?
焼酎はアルコール度数が高く、冷暗所で保管され未開封の状態では品質劣化が起きにくく長い間保存が可能です。そのため、賞味期限を表示しておりません。しかし、容器の材質により風味が変化する場合があるため、瓶では2年、紙パックやペット容器では1年半程度でお召し上がりいただくことをお勧めしています。
「焼酎」のカロリーはいくらですか?
アルコール分が25%の焼酎で100mlあたり約142kcal、20%の焼酎では約114kcalとなります。(当社調べ)
なお、焼酎などのお酒は食欲を増進させる効果があり、つい食べ過ぎてしまうことがありますので、食事の量にはご留意ください。