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環境マネジメントシステム

オエノングループ2工場(久留米、湯沢)において、「環境マネジメントシステム」の国際標準規格ISO14001認証を取得しています。環境負荷低減や環境保全活動を通じ、持続可能な社会の実現に貢献します。

登録事業者/工場 登録日 登録証番号 登録活動範囲
福徳長酒類株式会社
久留米工場
2002年4月24日 ISO14001-0076948 Manufacture of alcoholic drinks including shochu and whisky.
Manufacture of fermented seasoning.
秋田県醗酵工業株式
会社
2003年1月17日 JMAQA-E368 酒類・甘酒及び醗酵調味料の企画開発及び製造

環境への取組み

温室効果ガス削減に向けた取組み

当社グループは、2030年度までに、温室効果ガス排出量46%削減(2013年度比)を目標に掲げ、温室効果ガス排出量の削減に取り組んでおります。2022年度時点におきましては、グループ全体で26%まで削減が進んでおります。

自己熱再生システムの導入によりCO2排出量を削減

清水工場では、2019年にアルコール蒸留設備を増設しました。増設に際し、アルコール蒸留時に発生した廃温水を減圧、コンプレッサーで圧縮し、熱として再利用する「自己熱再生システム」を導入しています。これにより、同工場の既存蒸留設備と比較して、エネルギーコストは40%削減、年間のCO₂排出量は35%削減が可能となりました。
2019年10月から2022年12月までに、CO2排出量を、約3.5万t削減しました。

自己熱再生システムの導入によりco₂排出量を削減

蒸留廃液濃縮装置を更新し、産業廃棄物や燃料使用量、CO2排出量を削減

久留米工場では、焼酎の蒸留廃液を蒸留廃液濃縮装置で濃縮し、一部を飼料やバイオマス発電の燃料として活用しています。
2018年に同装置を更新し、濃縮効率が7%向上したことで、焼酎の蒸留廃液のさらなる減容化が可能となりました。また、更新した同装置は、内部で発生した蒸気を圧縮昇温し循環利用することで、燃料使用量の大幅な削減を実現しています。
2018年1月から2022年12月までに、燃料使用量は重油換算で約2,400KL削減、CO₂排出量を約6,500t削減しました。

蒸留廃液濃縮装置を更新し、産業廃棄物・燃料使用量を削減

工場のボイラー設備更新によるCO2排出量削減

グループの各工場では、順次、環境性、効率性に優れたボイラーに更新し、CO2排出量の削減を目指しています。工場ごとの取組みは以下の通りです。
久留米工場では、2020年に燃料を重油から環境性に優れた天然ガスに切り替え、ボイラー効率102%のガスボイラーを採用し、稼働を開始しました。ボイラー更新と燃料転換による、CO2の年間削減目標の3,000tに対し、2022年の年間CO₂削減量は、3,222tとなりました。また、更新によって暑熱環境が改善され、労働環境改善にも繋がりました。
韮崎工場では、2020年に重油ボイラーを更新したことで、ボイラー効率が2%向上し、2022年の年間CO₂削減量は約108tとなりました。
旭川工場では、2021年に清酒ブランド「大雪乃蔵」を製造するボイラー設備を運転効率の良いガスボイラーへ更新しました。さらに、2022年にも同工場内の別のボイラーを、従来よりCO2排出量を抑えられるガスボイラーに更新しました。その結果、2022年の年間CO2削減量は約70tとなりました。

工場のボイラー設備更新によるCO₂排出量削減

▲ 久留米工場ガスボイラー

業界初の取り組み(※1)ペットボトル容器をリサイクル原料使用の容器へ変更

2021年に、東京工場、旭川工場、久留米工場、湯沢工場で生産される焼酎やスピリッツ商品のペットボトル容器(※2)をケミカルリサイクル方式(※3)でリサイクルされた原料を20%使用した容器に変更しました。これにより、リサイクル原料不使用のペットボトル容器に比べ、ペットボトル容器を生産する際のCO2排出量は年間15%、約500tの削減が可能となりました。
さらに、2022年4月より、リサイクル原料の使用割合を20%から30%にまで引き上げた容器に順次変更しています。リサイクル原料不使用のペットボトル容器に比べ、ペットボトル容器を生産する際のCO2排出量は、年間約23%、約695tの削減が可能となります。 2022年は、CO2排出量を約594.5t削減しました。

業界初の取り組み(※1)ペットボトル容器をリサイクル原料使用の容器へ変更

  • ※1. ケミカルリサイクル方式のリサイクル原料を容器本体に使用したペットボトル容器を焼酎用の商品に採用するのは、酒類業界初。
  • ※2. 200ml、220ml、1,800ml、2,700ml、4,000ml
  • ※3. 回収された使用済みペットボトルをペット樹脂の原料または中間原料まで分解、精製したものを重合して新たなペット樹脂にするリサイクル方法。バージン樹脂と同等に品質の高いペット樹脂に再生でき、且つ繰り返しリサイクルすることが可能。

モーダルシフトによるCO2の削減

秋田県醗酵工業で製造する、グループ内企業からの委託生産品に関して、秋田県から北東北地区と関西地区に輸送する物流手段を、2020年よりトラック輸送から鉄道貨物輸送に切り替えました。
切り替え後、従来のトラック輸送に比べ、2022年の年間CO2削減量を約89t削減しました。

社用車をハイブリット車等のエコカーに入れ替え

リース契約更新を機に、社用車をガソリン車からハイブリッド車や、低燃費の軽自動車など用途に応じたエコカーに順次切り替えています。
2022年9月現在のエコカー比率は約7割です。

社用車をハイブリット車等のエコカーに入れ替え

フロン使用設備の転換と管理

フロンを使用する空調設備や冷凍設備には、オゾン層破壊係数の低い代替フロンへの切り替えを順次行い、将来的には、ノンフロン化を目指した環境配慮型の設備の導入を検討していきます。また、現在使用しているフロン使用機器は、管理台帳を作成し、簡易点検、定期点検などの管理を徹底し、フロンガスの漏出防止のための管理を強化しています。

環境保全に関する取組み

排水処理に関する取組み

各工場において、排水をきれいにして自然に還すために、排水処理設備を整備するなど、水質汚染防止に努めています。
東京工場では、排水処理の前処理施設を増設し、臭気の低減と排水の浄化処理能力向上を図りました。今後も、廃棄物の内部処理を進め、環境負荷低減に努めていきます。

排水処理に関する取組み

▲ きれいに浄化されたタンクの中では魚が元気に暮らしています

冷却水の循環再利用

清水工場では、2019年に熱水を冷却するクーリングタワーを導入しました。これにより、アルコール蒸留設備で使用する冷却水の大半を循環させて再利用しています。
2019年10月から2022年12月までに、工業用水を150万m3削減しました。

冷却水の循環再利用

「ゼロエミ・チャレンジ企業」として、環境負荷を低減できるバイオプロセスの要素技術開発に貢献

合同酒精は、脱炭素化社会の実現に向けた革新的イノベーションに挑戦する企業として、経済産業省の「ゼロエミ・チャレンジ企業(※)」に選定されました。日本がかつて得意とした発酵産業において、環境負荷低減を可能とする新技術の開発に貢献し、発酵による「バイオものづくり」を推進するため、NEDOが実施しているプロジェクト「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発」における「データ駆動型統合バイオ生産マネジメントシステムの研究開発」に参画し、産業用タンパク質生産のための糸状菌の構築に従事しています。

「ゼロエミ・チャレンジ企業」として、環境負荷を低減できるバイオプロセスの要素技術開発に貢献

具体的には、産業スケールでのタンパク質製造プロセス検証を進めることで、有用微生物でのバイオものづくりにおける環境負荷低減に取り組んでおり、酵素医薬品研究所では、東北大学で開発された改良型麹菌の生産性検証を実施し、タンパク質生産性50%向上の目標を達成しました。また、培養液からのタンパク質回収率向上についても、実生産者の視点から改良型麹菌の優位性を示す成果を得ています。
現在、2022年3月に整備を完了したパイロットプラントにおいて、実製造レベルを見据えたスケールアップ検証を実施中です。今後は、改良型麹菌の実製造スケールでの強化を目的に、前記検証を活かしたオミクス解析など各種解析法の技術開発および育種を実施し、さらなる生産効率向上、環境負荷低減、バイオものづくり開発を推進します。

  • ※経済産業省の「革新的環境イノベーション戦略」に掲げる39のテーマに紐づく経済産業省の4つの事業および28の国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトに取り組んでいる企業。

商品の販売を通じて、環境保全活動に還元

甲類焼酎「ビッグマン プレミアム」の売上の一部を「公益財団法人 北海道環境財団」に寄付しています。寄付金は、北海道の自然環境保全にお役立ていただいています。

商品の販売を通じて、環境保全活動に還元

余った原料を活用した商品を開発し、食品ロス削減へ

わけあって余ってしまったセイロン茶葉を廃棄せずに活用した商品「素直な紅茶のお酒 無糖」を、2022年10月11日に数量限定で発売しました。パッケージには、余ったセイロン茶葉を原材料に使用していることや、“もったいないをなくしたい”という思いから商品化したことを、“素直に”正直に開示しています。

余った原料を活用した商品を開発し、食品ロス削減へ

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