サステナビリティ
従業員の人財育成
研修の実施
階層別研修制度
新入社員研修、フォローアップ研修、中堅社員研修、役職者研修、キャリアデザイン研修、新任経営職研修、経営職研修などを実施しています。
各階層に求められる役割や、自己の将来像を主体的に考える場を提供することにより、自らの問題を発見、解決できる人財を育成し、グループ全体の意識向上と活性化を図ることを目的としています。
ダイバーシテイ研修(LGBTについて)
認定特定非営利活動法人ReBit(リビット)の講師をお招きし、LGBTについての理解を深め、誰もが働きやすい職場環境を目指すことを目的として実施しました。研修はZoomも併用し、役員をはじめ、多くの社員がジェンダーと多様性について理解を深めました。
ハラスメント研修
ハラスメントについての理解を深め、職場でのハラスメント発生を防止するとともに、より良い職場環境の構築を目指すことを目的として、グループ全従業員を対象にハラスメント研修を実施しています。
研修後に「ハラスメント研修確認テスト」を行い、従業員全体の知識向上を図っています。
トヨタ自動車東日本との相互研鑽活動(※)
秋田県醗酵工業は、秋田県が支援する「食品製造事業者のための改善活動」に参加し、2020年6月から11月までトヨタ自動車東日本株式会社ご協力のもと、「作業環境改善」と「生産性向上」を図るための相互研鑽活動に取り組みました。これからも従業員の働きやすい環境の実現と、自ら気づき改善を行える人財育成に取り組むとともに、高品質な酒造りを実践することで、社会に必要とされる企業であり続けることを目指し続けます。
- ※トヨタ自動車東日本が行政とも連携し、東北の地場企業のものづくりを現地現物で学び、製造現場における原材料の仕入れから生産・出荷に至るまでの作業効率の向上に一緒に取り組む活動。活動過程において、お互いに「教え・教えられる」風土を醸成しながら、東北に改善の輪を広げていくことを目的としています。
自己能力開発支援
通信教育受講、各種セミナー等の推奨
各種セミナーや公開講座、学会への参加を通じて、自己能力開発を支援しています。また、全社員を対象に通信教育受講の奨励を行っており、修了者には費用の一部を補助しています。資格取得や知識習得に有用な制度となっています。
キャリア開発支援
社内FA(フリーエージェント)制度
現職場の在籍期間や、直近3年間の業績評価など、一定以上の基準をクリアした対象者(有資格者)が、自主的に異動希望部署を人事部門へ直接申告できる制度です。申告した対象者は、役員との面談(プレゼンテーション)、選考を経て、希望部署への異動が決まります。社員個人のキャリアプランに応える制度となっています。
社内公募制度
社内横断プロジェクト等、会社が必要とするポストが発生した場合、社内公募を行い希望者を募る制度です。(ダイバーシティプロジェクト、ボランティア派遣など)社員の自主性を高め、意欲の向上を促すとともに、ボトムアップの風土を醸成します。
自己申告制度
一年に一度、上長と部下が現業務の状況や課題の共有を図るとともに、将来のキャリアプランについて申告する制度です。部下の意向を汲みながら、職場環境の向上を目指しています。
ちょこっと留学
入社3年目以上の社員(経営職を除く)が、現在就業している職種・事業所とは異なる業務を約2週間にわたり、体験することができる制度です。「現場」を体感し「現実」を理解することにより、広い視野と適応力を身に付け、多面的な課題解決方法を習得することを目的としています。
雇用
障がい者雇用
障がい者就職支援機関などと連携し、職場定着や安定就業に向けて積極的に取り組み、「障がい者の方々の社会的自立」と「ノーマライゼーション」の実現を目指しています。 秋田県醗酵工業では、支援学校の生徒に職場体験の場を設け、将来の社会生活や職業生活に必要な知識や技能、人との関わり方を学習する場を設けています。
均等均衡待遇
勤続年数に応じた賞与の支給や、業務上災害補償への加入、時間外や深夜、交替勤等への各種手当の支給、一部特別休暇の付与といった均等均衡待遇を、パート社員や有期雇用者および無期雇用者に対して実施しています。
女性活躍推進への取組み
⼥性の活躍推進に資する施策として、⾃律的なキャリア形成・能力開発の促進を⽀援しています。
女性社員向け社外研修制度
リーダーを目指す女性社員向けに、リーダーに必要な能力習得を目的とした社外研修を受講できる環境を整備する制度です。課題の解決や目標の達成をサポートすることにより、女性リーダーを育成しています。
女性社員向けキャリアビジョンサポート制度(メンター制度)
様々な問題や悩みを相談したい女性社員がメンティ(生徒)となり、指導担当の社員のメンター(先生)と定期的に面談を実施する制度です。 さまざまな問題や悩みを相談し、メンティのキャリア開発や仕事へのチャレンジ意欲向上につなげます。また、メンターの人財育成能力やマネジメント能力の向上にもつながり、今後のキャリア形成について考える機会となっています。
女性の積極的登用・採用
製造現場意欲のある女性従業員を主要な業務の担当へ抜擢し、経験やスキルの向上を目指すほか、女性社員の経営職への登用や、新卒採用を積極的に行っています。
女性社員によるプロジェクト
女性ならではの視点を活かした活動を通し、女性の活躍推進を目指す活動をしています。
WINT(ウインツ)
女性が活躍できる風土作りの推進のために2020年に立ち上げられたプロジェクトです。WINTは、Women's INnovation for Tomorrowを略したチーム名で、メンバーそれぞれの「個性」からイノベーションが生まれ、オエノングループの未来を創っていく、また、全ての社員の未来を創っていくという意味が込められています。女性社員とのディスカッションを行う「女性フォーラム」の開催や、他社との女性活躍推進についての情報交流を行いながら、「女性も男性も働きやすい環境改善」を提言しています。
A-ribbon(エーリボン)
秋田県醗酵工業で働く女性社員が、「お酒を通じて秋田を結ぶ」ことを目的として2019年に立ち上げられた女性チームです。子育て応援イベントや、県が設立した「あきたふうどミーティング」への参加をはじめ、メンバーが開発に携わった商品をPRしながら「秋田をあんべいぐする(※)」ことを目指しています。
- ※「秋田を盛り上げていく」という意味
働きやすい環境
ワークライフバランスへの取組み
ワークライフバランスの実現につながる組織全体の意識改⾰や良好な職場環境づくりを進めています。仕事と⽣活に潤いが持てる働き⽅や⽣き⽅を実現し、会社と社員がともに成⻑できる労働環境を構築します。
有給休暇の計画的な取得推進と、時間外労働の削減
ライン経営職の業績目標管理制度(業績評価)に、目標設定としてワークライフバランス推進の項⽬を設け、経営職の意識改革や行動変革につなげています。上司が部下に対し「有給休暇取得率の向上」「時間外労働時間削減」「男性の育児休業取得」等の⽬標達成に向けたマネジメントを⾏います。
ニューノーマルに向けた取組み
在宅勤務制度を導入しています。また、2021年から社員が離職せずにさまざまなスキルを身につけ、経験を積み主体的にキャリア形成が期待できる副業・兼業制度や、年次有給休暇の取得促進およびワークライフバランスを推進するための、時間単位年休制度を導入しています。
両立支援
短時間勤務制度
育児休業から復帰した、小学校卒業までの子を持つ社員が、1日の所定労働時間を2時間までの範囲で短縮できる制度です。社員の仕事と子育ての両立を支援します。
育児休業の取得推進
育児休業対象者とその上司へ、育児休業の取得推進を人事部門より周知徹底しています。また、男性社員にも取得するよう積極的に推進し、社員が仕事と子育てを両立できる、働きやすい環境整備に努めています。
育児休業取得率:男性58.3% 女性100%(オエノンホールディングス・合同酒精 2023年実績)
子育て補助金制度
女性社員のみならず、男性社員の育児休業の取得を促進するため、独自の育児休業給付制度を導入しています。世帯主である社員が育児休業を取得した場合に、最長1ヶ月間、基準給与と育児休業給付金との差額を共済会が支給する制度です。
長期療養者の両立支援
疾病に罹患した社員の治療と仕事の両立支援について基本方針を定めています。
反復・継続して長期的な治療が必要になる疾病(※)に罹患し、治療を受けながら働く意欲がある社員について、意向と能力、安全性を十分にふまえた支援を行います。両立に対する意義や重要性を全ての社員が理解し、周囲がサポートしながら働きやすい職場風土をつくるとともに、全ての社員が生きがいを持って活躍できる社会の実現を目指します。
- ※がん・脳卒中・心疾患・糖尿病・不妊治療および「難病の患者に対する医療等に関する法律」において指定する難病
特別な休暇制度の拡充
勤続5年ごとに長期休暇を取得できる「リフレッシュ休暇」や、ボランティア活動時に利用できる「ボランティア休暇」、万が一に備えた私傷病・看護・介護のための「特別有給休暇」などの制度を設けています。また、小学校就学前の子を持つ社員の一時休職制度「子育て休職制度」を設定し、社員の円滑な休職取得から職場復帰までを支援します。健康で充実した生活を支えるともに、モチベーションアップや多様な働き方が期待できます。
健康への配慮
従業員に対する適正飲酒啓発
「従業員の飲酒に関する指針」を制定しています。
酒類を扱う企業の社員としての自覚を促し、適正飲酒を徹底しています。