ニュースリリース

秋田の天然水、秋田県産「秋田酒こまち」、「AKITA雪国酵母(UT-1)」を使用！「オール秋田」にこだわった「一滴千両 大吟醸 生貯蔵酒」新発売

秋田の地酒「一滴千両」に、華やかな香りが長持ちする“大吟醸 生貯蔵酒”が追加

2021年4月19日

　オエノングループの秋田県醗酵工業株式会社（代表取締役社長：藤武哲朗　本社：秋田県湯沢市）は、秋田の地酒「一滴千両」ブランドより、「秋田」の原材料にこだわった「一滴千両 大吟醸 生貯蔵酒」を、4月26日（月）に全国で発売します。

　「一滴千両 大吟醸 生貯蔵酒」は、秋田の天然水、酒造好適米 秋田県産「秋田酒こまち」、「AKITA雪国酵母（UT-1）」を使用して同社の山内杜氏が伝統の技で醸した大吟醸 生貯蔵酒です。貯蔵の前の火入れ（加熱処理）を行わず、出荷前に一度だけ火入れを行った生貯蔵酒ならではフレッシュな風味と、大吟醸酒ならではの華やかな香りが楽しめます。

　原材料に使用する「AKITA雪国酵母（UT-1）」は、秋田県総合食品研究センターで開発された「フレッシュな香りが長持ちする日本酒酵母（特許第6582275号）」です。オフフレーバー（※）の発生が少ないため、この酵母を使用することにより、フルーティーで華やかな香りを長く維持する清酒の開発が可能になりました。

　フレッシュでフルーティーな香味が存分に楽しめる口当たりのやわらかい味わいは、カルパッチョや、ハタハタの塩焼き、枝豆などと相性よくお楽しみいただけます。また、キリリと冷やすことで、生貯蔵酒の爽やかな味わいがより引き立ちます。

　パッケージは、白色のフロスト瓶に、黄色や金色を使用した高級感のあるラベルを採用し、「一滴千両 大吟醸 生貯蔵酒」の上品で優雅な味わいがイメージできるデザインにしました。

　このたび、秋田の地酒「一滴千両」の生貯蔵酒のラインアップに、フルーティーで華やかな香りが長く楽しめる「一滴千両 大吟醸 生貯蔵酒」を追加することで、夏に最適な冷酒やこだわりの大吟醸酒を楽しみたいお客様のニーズにお応えします。

※オフフレーバー：光、温度等の影響によって変化する香気成分の好ましくない香り

■「AKITA雪国酵母」について
～秋田県総合食品研究センター ホームページより抜粋～
　日本酒は米、麹および水を原料としたもろみ中で酵母がアルコール発酵することで造られます。特定名称酒である吟醸酒や純米酒は搾った直後は、果物の香りに例えられるようなフレッシュな風味と軽快な酒質ですが、酸素、光、温度などの影響を受けて徐々に変化していきます。
　このような日本酒の香りや味の成分（香味成分）の変化については、酵母や麹菌の代謝が要因の一つとして関与していることが、明らかになっています。特に紹興酒様と形容される「老香」、ヤギの体臭のような「カプロン酸」などの好ましくない香り（オフフレーバー）は日本酒にとって致命的な欠点となります。
　秋田の日本酒は全国的にも知名度が高く、平成29年の統計では「総出荷量」、「特定名称酒出荷量」、「純米吟醸酒出荷量」の3部門で東北1位となるなど、日本酒ブームを牽引しています。また近年、日本政府の政策として「國酒プロジェクト」が立ち上がり、日本酒の輸出を促進しています。しかし、海外輸出の際に輸送中に発生したオフフレーバーにより日本酒のイメージを低下させてしまうことが問題でした。そのため常温でもフレッシュさを維持できるような技術の開発が重要と考えられていました。そこで当センターではオフフレーバーの発生が少ない2種類（「AKITA雪国酵母（UT-1）」「AKITA雪国酵母（UT-2）」）の酵母を開発しました。

　秋田県総合食品研究センターは、「AKITA雪国酵母」の開発で、「フレッシュな香りが長持ちする日本酒酵母（特許第6582275号）」として、令和2年度東北地方発明表彰で「文部科学大臣賞」を受賞しています。

【一滴千両ブランドサイト】
https://www.oenon.jp/ittekisenryo/

【 秋田県の地酒 】 秋田県醗酵工業は、寒冷豪雪という厳しい気候と自然あふれる豊かな風土の秋田県湯沢で、伝統の技術を活かし、一滴一滴に想いを込めた酒造りで、多くの人に愛される地酒を目指しています。 秋田県醗酵工業の主な地酒：「一滴千両」「小野こまち」「おもてなし」

オエノングループ公式サイトの「日本酒（清酒）の楽しみ方」では、日本酒に関するさまざまな雑学や楽しみ方を紹介しています。

【日本酒（清酒）の楽しみ方】
https://www.oenon.jp/product/sake/enjoy/