ニュースリリース
オエノングループ 合同酒精清水工場のアルコール蒸留設備増設工事が完了。自己熱再生システムの導入により、年間CO2排出量を約35%削減へ
同工場のアルコール生産数量は2倍に!
2019年9月26日
オエノングループの合同酒精株式会社(代表取締役社長:西永裕司 本社:東京都中央区)は、清水工場(静岡市清水区)で新たなアルコール蒸留設備の建設を進めてまいりましたが、10月1日(火)に竣工・稼働開始いたします。
清水工場では1955年よりアルコール蒸留を開始しました。これまでの年間生産数量は35,000KLでしたが、今回の蒸留設備増設により75,000KLとなり2倍超の生産規模となります。
オエノングループの「中期経営計画2023」の中で「5本の柱」のひとつに掲げている「アルコール事業 販売の拡大」の施策として、アルコール蒸留設備の増設工事を進めてきました。オエノングループのアルコール年間生産数量は、2009年に操業を開始した北海道の苫小牧工場と合わせて、現状の80,000KLから1.5倍の120,000KLとなります。販売をさらに強化し、アルコール販売シェア第2位を目指します。
さらに、同社は環境対策にも注力しており、コンプレッサーで蒸気を圧縮させ、上昇した蒸気温度の熱エネルギーを循環利用できる自己熱再生システムを当設備に導入いたしました。同工場の既存蒸留設備と比較し、CO2排出量を約35%削減できる見込みです。
オエノングループは、高品質で価格競争力のあるアルコールを供給し、かつ環境対策にも適切に対応することで、多様な市場のニーズへの迅速な対応と、持続可能なエネルギー環境対策やCO2排出量削減で地球温暖化問題改善に貢献いたします。
<清水工場アルコール蒸留設備(増設分)概要>
1.所 在 地 静岡県静岡市清水区横砂南町2-1
2.施 設 アルコール蒸留設備、圧縮機、アルコールタンク4基、監視室他付随設備
3.投資総額 約50億円
4.環境設備 自己熱再生システム