ニュースリリース
「シャトーカミヤ」と北の誉酒造「酒蔵」が経済産業省の近代化産業遺産に認定されました
2007年12月21日
オエノングループは、茨城県牛久市の日本初の本格的ワイン醸造場「シャトーカミヤ」と、北海道小樽市の北の誉酒造株式会社が所有する「酒蔵および酒造用道具類」の計2点が、11月30日(金)に経済産業省から「近代化産業遺産」として認定されました。
これは、経済産業省が、日本の産業の近代化に貢献した設備や建造物などが持つ価値を、地域活性化に役立てることを目的に今回初めて実施したものです。産業史・地域史を軸とした33の遺産群別に約450カ所が認定されました。
「シャトーカミヤ」は国産ワイン醸造の発展に貢献したことが認められ「ワイン」の遺産群として、また、北の誉酒造の「酒蔵」と「酒造用道具類」は、北海道の食品加工業の発展に貢献したとして「北海道食品」の遺産群に、それぞれ認定されました。いずれも明治・大正時代に建築、製作されたもので、当時の酒類製造の発展に重要な役割を担いました。

◎シャトーカミヤ(茨城県牛久市)
明治36年(1903年)に浅草・神谷バーでも知られる実業家神谷傳兵衛氏が建設。ぶどうの栽培からワインの醸造・瓶詰めまでを一貫して行った、日本初の「本格的ワイン醸造場」であり、日本のワイン発祥の地の一つとされています。現在、園内には神谷傳兵衛氏の足跡を展示した記念館、レストランなどがあります。

◎北の誉酒造株式会社(北海道小樽市)
明治34年(1901年)創業。“一滴一滴に自然がある”を酒造りのモットーに、伝統ある確かな技術で清酒および乙類焼酎の製造、販売をしています。清酒を貯蔵する石づくりの「酒蔵」は現在も使用しており、「酒造用道具類」は同社のミュージアム「酒泉館」で、酒造りの歴史とともに展示しています。